27/04/2024

利用希望者は自分に合った施設選びが重要

介護施設には老人ホームをはじめ様々な種類があり、利用希望者は自分に合った施設を探すことが重要である。
施設の選び方を間違えると、かえって高齢者にストレスが溜まることもあり、注意しなければならない。

自立した生活を送ることが困難になり、そろそろ老人ホームに入ろうかと考えていても、いきなり有料老人ホームや特別養護老人ホームといった介護付き老人ホームに入居するのは勇気が要るものだ。
スタッフが何もかも身の回りの世話をしてくれるのはありがたいが、あまり楽をすると認知症になるのではと心配する高齢者が少なくない。
そこで、ある程度自立した生活が可能で、スタッフが安否確認をしたり生活相談に応じたりしてくれる施設を選択する高齢者もいる。

このように自立した高齢者が入居する施設として、サービス付き高齢者向け住宅やケアハウスが挙げられる。
サービス付き高齢者向け住宅は、略してサ高住とも呼ばれ、要介護認定を受けていない高齢者が入居できる施設だ。
次第に体が衰えて介護が必要になったら、居住したまま外注の介護サービスを利用できる。
食事のサービスを受けられるため、自炊が不安な高齢者も安心だ。
ケアハウスも自立可能な高齢者が入居する軽費老人ホームだが、介護が必要になると退去しなければならない。

また、自宅では家族が介護してくれるので入居施設に入る必要はないものの、日中家族が仕事で不在の間1人で過ごすのが不安な場合は、デイサービスを利用すれば良い。
デイサービスは、日中だけ高齢者をケアする通所施設で、朝夕に自宅への送迎をしてくれる。